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メッセージ

2人で乗り越える、子宮頸がん ::: 第四話 「母と私」:::

月刊fu2015年10月号掲載

2人で乗り越える、子宮頸がん ::: 第三話 「先生と私」:::

月刊fu2015年9月号掲載

2人で乗り越える、子宮頸がん ::: 第二話 「夫と私」:::

月刊fu2015年8月号掲載

2人で乗り越える、子宮頸がん ::: 第一話 「今の自分と、これからの私」:::

月刊fu2015年7月号掲載

ある日突然子宮がん ::: 第四話 「新しい道」:::

ある日突然子宮がん ::: 第三話 「奮闘」:::

ある日突然子宮がん ::: 第二話 「決断」:::

ある日突然子宮がん ::: 第一話 「宣告」:::

ドクターからのメッセージ

働く若い女性こそ正しい知識を
持って早めの受診を

山本 宝さん

福井県産婦人科医師連合会長
(福井愛育病院 院長)

山本 宝さん 福井県産婦人科医師連合会長 (福井愛育病院 院長)

ここ数年、少しずつ若い世代の検診率が上がってきましたが、それでもまだまだという印象です。20代、30代の働き盛りの女性は仕事を休んでまで検診に行くことが難しく、また企業内の検診では婦人科系の検査をなかなか実施できない事情もあるのでしょう。
若い方にとって、集団検診は恥ずかしいという感覚があるのかもしれません。

子宮頸がんは、性体験のある女性なら誰でも発症する可能性のあるがんで、初期の自覚症
状はほとんどありません。「異常を感じてから受診」では、手遅れということもあるので
す。妊娠・出産を控え、本来最も検診が必要な若い方たちが、こうした正しい知識を持た
ず「自分はまだ大丈夫」と検診を受けないのは残念なことです。県産婦人科医師連合では
今年度、県と協力して、働く人が医療機関で受診しやすい環境づくりを始める予定です。

体験者からのメッセージ

治療後も肉体的・精神的な
苦痛が続く子宮頸がんの恐しさ

河村 裕美さん

NPO法人「オレンジティ」理事長

河村 裕美さん

子宮頸がんは、出産前の若い年齢から発症するケースが多く、その後の生活への影響を考
えると、女性にとっては最も恐ろしい病気のひとつと言えます。私は入籍して1週間後の
32歳の時、子宮頸がんの宣告を受けました。出産を諦め、今もリンパ浮腫や排尿障害など
の後遺症があり、経済的な負担も生涯続きます。デリケートな問題だけに、自分で抱え込
む人も少なくありません。こうした方たちの悩みを分かち合える場所が「オレンジティ」
です。

女性の一生にこれほど影響を与える子宮頸がんですが、検診というちょっとした努力で防
ぐことができるのは素晴らしいことだと思います。「恥ずかしい」「面倒だ」と受診しな
いのは、健康を補償してくれるチャンスをみすみす見逃してしまうようなもの。ぜひ検診
を受けましょう。

河村 裕美さんプロフィール

自らの子宮頸がんの体験をもとに、女性特有のがん患者を支援するNPO法人「オレンジティ」を設立。患者や家族の悩みを分かち合う場を提供し、子宮頸がんの啓発活動にも取り組んでいる。